変な私を受け入れる‼ ~躁鬱病になってから~

30代、女です。数年間、パニックと躁鬱とお付き合いしています。激しいアップダウンのなか、自分を面白おかしく見つめるブログです。

道化

私には、生きていてもいいんだとか、この場所にいて良いとか、そういった実感がない。

何か役に立つことをし続けることで、存在してはいけないという不安感から逃れている。

私は関西出身なので、幼い頃から面白い人をめざした。

関西の小中学校のコミュニティでは、面白くないと陰口をたたかれ、仲間外れにされる傾向がある。

私は率先して面白いことを披露し、そこそこの評価を得て、仲間外れにされることはなかった。

でも、心は虚しさでいっぱいになった。
本当の私が受け入れられたわけではないから。

あれ、これって太宰治の「人間失格」に似てないか…?

観念奔逸

躁状態の症状で、観念奔逸というものがある。

次々に考えが浮かんで、止められなくなる症状だ。

私はこの症状が激しい。
観念奔逸に身をまかせていたら、数時間経過していたことも。

仕事のアイディアがどんどん浮かんできたり、他人との会話が延々と頭の中で続いたり、関連のないことが次々浮かんでは消えていく。

仕事のアイディアは覚えておきたいのだが、ものすごい速さで消えてしまうため、残念ながら役にたたない。

当然ながら全く眠れない。
睡眠薬も効いてくれない。
朝になると真っ黒なクマができている。

自分でコントロールできないほどの速さで、思考が動くって不思議だ。
一体、私の脳はどうしちゃったのか。

遺書の構成

年末に遺書を書いた。

完璧主義の私は、遺書の起承転結にこだわり、各段落のバランスや、どこで盛り上げるか、なんてことに真剣に悩んでいる。

遺書なのに。

どこまで人の目を気にするんだ。

最後の締め方についてはまだしっくりきていない。

私のわずかな財産をどう取り扱うか、大事なぬいぐるみ達をどうしてほしいとか、まだ書きたいことがある。

遺書ひとつとっても、私の変な性格が表れていて、ツッコミどころ満載だ。

完成まで、しばらく時間がかかりそう。

管理職になること

課長になってくれないかと、以前から打診を受けていた。

私も、それが自然な流れだろうと思っていた。

そもそも、管理職になってくれと言われる人は、もともとほぼ管理職に近い形で仕事をしている人だと思っている。
だから、肩書きがつくだけで、実体としてはほぼ現状と変わらないはずなのだ。

でもパニックや躁鬱病になると、自分でブレーキをかけてしまう。

ただでさえ毎日不安で眠れないのに、変な肩書きが付くだけで余計にプレッシャーを感じてしまうのでは…と怖くてたまらない。
今よりも眠れないなんて、もう仕事ができる状態じゃない。

さらに、役員からも「考えておいてくれ」と日々プレッシャーをかけられ、ノイローゼ気味に。

とうとう本日、「病気が少し良くなるまでは無理そうです」と回答した。

今はほっとしている。
きっと考え過ぎなのだろうけど、今の私にはとても無理だ。

感情が吹き出す

私は普段、ネガティブな感情を抑えている。
空気を明るくする良い子でいないと、愛されないと思っているからだ。

みんなの前では、辛くても笑顔で明るく振る舞うように心がけている。
そうする以外に、人前での振る舞いを知らないのだ。

会社や家では、基本1人になることはないので気づかないが、主人が飲み会で不在の時や、トイレなどのちょっとした1人の時間に、負の感情が溢れて止まらなくなる。

私はいない方がいい、消えたい、死にたい。

この間も、その勢いで首に紐を巻き付けてしまった。

自分で制御できないほど、どんどん感情が増殖していく。独り歩きして、止められない。

人間は、きっと感情を100%抑え込むことなんてできないのだろう。普段から、ネガティブな感情を認めてあげることが大切だと思う。

それが生きることなのかもしれない。
私も心がけているが、すぐ感情の波にのまれるだけだ。
まだまだ、まともな人間には程遠い。

初めての希死念慮

いつも死にたい私ですが、初めてそう感じたのは、小学2年生のとき。

駅の改札口で、まだ高校生ぐらいのお姉さんを見て、「私はあの年になる前に死ねたら良いな」と思ったことを鮮明に覚えています。
幼い私は、その感情がなぜ生まれたのか分かりませんでした。
自覚はないものの、その頃から自分の感情を無きものにして生きることの辛さ、虚しさを感じていたのかもしれません。

小さな子供に、そんな風に感じさせてしまう親って…

私は、絶対に子供を産みません。

砂糖を舐め続ける

摂食障害というほどではないのですが、私にはやめられないことがあります。

1人になると、砂糖を舐め続けるのです。

ラニュー糖の1キロの袋から、スプーンですくって手のひらに。そこから舐めて、なくなったらまたスプーンですくって…の繰返しです。止めたくてもできません。

そんな自分に、自己嫌悪がさらに強くなります。

カウンセラーさんに話したら、
「自然とやめられるようになるまで、そのままで良い。抑えている色んな感情が、そういう行動につながっていると思う。そんな風になるまで頑張った自分を褒めてあげて。自分を否定しないで。」と言ってくれました。涙が出ました。