認知の歪みは無理に取り除かない
カウンセリングで気づきがあった。
私は心から「頑張って成果を出し続ければ愛される」と思っている。それは、自己愛の強いお母さんとなんとかうまくやっていくために身に付けたもの。
裏を返せば、「失敗したら存在する意義なし。消えた方が良い。」と思い込んでいるということ。いつも周りの顔色をうかがい、失敗することを極端に恐れて、何をするにも不安と恐怖でいっぱいになる。
そんな私の認知の歪みは、私自身を疲れさせるだけ。もっと気楽に考えられるようにならなきゃと思っていた。
でもその認知の歪みは、そもそも必要に迫られて生み出されたものだった。過酷な環境でなんとか生き抜くための、私の根幹にある感情だ。
だからこそ、取り除いてしまうと生き方の根幹を無くなるということだから、余計に心が不安定になってしまう。
まずは、今までなんとか生きてこれたのはこの認知の歪みのおかげです、と感謝しようと思う。
この考え方のままで生きていくのは辛いけど、 無理にサヨナラはできない。