私の父親
私の母親は、自己愛性人格障害であると以前書いた。
父親もそうかもしれない。
とにかく、自己イメージと現実がかけ離れている。
俺は人に使われる身分じゃない、と大学卒業後に起業した。向いてなかったのだろうし、「俺のやり方は正しい」と思い込み、経営の勉強もしようとしなかった。何回も会社を潰した。
今でも「あと数年で儲かる」と繰り返している。
本気で思っているらしい。
実家のボロアパートは事務所を兼ねていたが、その4万円の家賃すら払えなかった。
何度も大家さんから督促があった。
光熱費も滞納した。
それなのに、いつも見栄をはって帳簿上は利益が出ているようにしたり、お客さんをよく連れてきてはフグや蟹などの高価な外食をご馳走していた。
ウチは貧乏だとか言おうものなら、父母の両方から、生意気だと殴られた。
本当に惨めで辛い子供時代だった。
高校と大学の学費と、大学時代の生活費は全て自分で稼いだ。
それなのに、「大学まで出してやったんだから感謝しろ」と言う。
なんで私はこんな両親のもとに生まれてしまったのだろう。前世で悪いことでもしたのだろうか。
私はずっと希死念慮を抱えて生きていかなくてはいけない。
本当に辛い。泣きそう。