私には、生きていてもいいんだとか、この場所にいて良いとか、そういった実感がない。
何か役に立つことをし続けることで、存在してはいけないという不安感から逃れている。
私は関西出身なので、幼い頃から面白い人をめざした。
関西の小中学校のコミュニティでは、面白くないと陰口をたたかれ、仲間外れにされる傾向がある。
私は率先して面白いことを披露し、そこそこの評価を得て、仲間外れにされることはなかった。
でも、心は虚しさでいっぱいになった。
本当の私が受け入れられたわけではないから。
あれ、これって太宰治の「人間失格」に似てないか…?