私の母親

私の母親は、自己愛性人格障害だ。
自分はたぐいまれな存在だが、周囲が悪いのでこんな惨めな状態になったと本気で思い込んでいる。

長女の私は、スケープゴートにされてきた。私は人間ではなく、自慢できるアクセサリー。「私が寝る間も惜しんで必死に育てたのよ。こんなに頭の良い子、愛想が良い子になったのは私のおかげ。私がいないと何もできないの。」と今でも吹聴してる。
私が何か意見しようものなら罵倒されるか、「お母さんは悪くない。」と泣きわめいて手に負えなくなる。この間は新大阪駅でそんな状態になってしまった。私は恥ずかしくなって逃げた。

寝る間も惜しんで、というが、母親が仕事をしているところを見たことがない。家事もできず、家はホコリだらけだった。理想・自己評価とリアルがかけ離れすぎている。そんな人生もかなり辛いのだろう。